家族会

概要

名称

山口地区精神保健家族会

沿革

昭和58年、精神障がい者とその家族が、地域で生活していく中で直面する問題を同じ立場で共に考え、思いを共感する仲間が集う場として、家族会は誕生しました。

昭和60年「山口地区共同作業所」を開設して、障害を持ちながら働きたいという当事者の声をかたちにしました。また、昭和61年には、当事者が気軽に立ち寄れる場所として「山口地区通所施設」も開設し、障害を持つ人が孤立しないで生活していく仲間作りをすすめてきました。

現在、これらの作業所や通所施設は、特定非営利活動法人「ふれあいの家鴻の峯」に運営を移行し、家族会では定期的な「家族教室」を続けています。

家族会の活動を紹介します

障害を抱える方はもちろん、ご家族のサポートもしています。家族の方の悩みや困っていることを相談できる場を設けています。精神障がいや病気に対する理解を深め合っています。

会長からのメッセージ

ふれあいの家鴻の峯の歴史は、昭和58年4月に山口地域で精神衛生家族会が発足したことにさかのぼりますが、現在の形(特定非営利活動法人)に移行するまでには県の保健師さんをはじめ、その当時かかわっていただいた多くの方々のご協力で現在のふれあいの家鴻の峯があることを伝え聞いています。

さて、生涯を通して4人に1人の人が精神科を受診しています。外来通院だけで在宅にいる41%の外来ニートと呼ばれている(平成23年全国調査)人達の社会復帰に向けて少しでも当施設がお役に立てることを願っています。

会長 杉山節子

 山口地区精神保健家族会 解散のお知らせ

皆様ますますご発展のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。

さて突然のお知らせとなりますが、山口地区精神保健家族会は2023年5月27日の通常総会で、家族会の解散を決定いたしました。

家族会はここ十年間で高齢化が一気にすすみ、会員減と家族会活動の停滞が続いていました。活動を担っていく会員がわずかとなり、理事の定数も維持できない状況となったことが解散の第一要因です。本来の生き生きとした家族会活動の実施が困難となっては、家族会の解散を決定せざるを得ませんでした。今後は家族相談支援の窓口は特定非営利活動法人ふれあいの家鴻の峯に移行しますが、現会員同士の繋がりはそのまま続けていこうと思っています。

長年にわたり、山口地区精神保健家族会を支え、またご指導いただきましたこと、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 

山口地区精神保健家族会 元会長 杉山節子